飲みすぎてまっすぐに歩けないpopeの部屋へようこそいらっしゃいました!

今日は嫁の友人でもある、元タレントにして一児の母の聞くも涙
話すも涙のお話です。
感動する男性のイラスト
この前誕生日を迎えて44歳になった彼女は、20歳の時マニラの
プロモーターでオーディションを受け、日本へやって来ました。
歌はまるでダメ子さんだった彼女は、ダンサーとして興行ビザを取得
初めて仕事をするお店が北海道は札幌市だったそうです。

本当はタレントなんてやりたくなかったのですが、貧しい家庭に育ち
下にはまだ幼い弟や妹が4人もおり、学費と生活費を稼ぐためには
仕方がなかった、と話してくれました。
貧困にあえぐシングルマザーのイラスト
出身はレイテ州サマール島です。田舎も田舎、ガスを使わず薪で
調理するようなところですね(本人談)
田舎の村のイラスト
何度かのビザ更新と休暇期間を重ねて、再び札幌のお店で働いた時
知り合った40代の日本人と結婚、一児を授かり幸せになるか?と思いきや
離婚する羽目に!当時まだ26歳!

理由はいろいろ、だそうです・・・・

その後、一旦は子供を連れてフィリピンに帰りましたが、実家の経済状況は
相変わらずでしたので、もう一度オーディションを受け日本へ!

今度は、東海地方の東三河周辺の町にあるお店で働くことに。
そこで一生懸命働き、毎月毎月下の妹弟達の学費と生活費をフィリピンに
送金する生活を続けていました。

頑張り具合を見ていた、お店のオーナーがビザ更新の度に同じお店で
働かせてくれたので、彼女にはそこそこお客さんがついていたようです。
しゃべりも面白い人ですから人気があったのでしょう。

しかし、いつまでもタレントを続けていける訳ではありません。
後から新しく入ってくる、若いタレントと比べられれば年齢的に
勝負になりませんからね。

あと何回日本で働けるだろうか?と不安な気持ちでいる時、またしても
運命的な出会いがありました。

すでに60歳を超えていた方で、小生も何度かお会いしたことがありますが
とてもジェントルな方でしたよ。この方と彼女は二度目の結婚をします。

誤解のないように書きますが、ただ単に日本での在留目的で結婚した訳では
ないということを・・・彼女は子供がいて、フィリピンの家族を養って
いかなくてはならない、長女としての責任を果たすべく嫌なタレントの
仕事をしてきたのですが、自分の幸せもしっかり考えた上でのことでしょうね。

結婚後、彼女は昼間派遣会社で工場での仕事を始めます。
そこで出会ったのが我が嫁!どの程度の友人関係かは、小生には未だ理解
出来ませんがまあ仲が良き事は・・・ということで・・・

そして、またもや運命の時がやってきます!

ある日、お風呂に入っていたご主人なかなか出て来ないので
心配になった彼女が見に行くと・・・・・・・・

お亡くなりになってました!心筋梗塞だったそうです!

その前から認知症の兆候があり、彼女は旦那さんの身の回りの世話を
献身的にやってきました。その様子は、旦那さんと死別した前の奥さんとの
息子さんが見ていたそうです。

彼女が、後々旦那さんのご兄弟と話をする機会があった時、息子さんが
話してくれたそうです、献身的なお世話をしていたことを・・・

その後も、息子さんと同居するような形で今日まで来ていますが、命日には
しっかり墓参りをし、旦那さんの年金もちゃっかり頂いているようで・・・

今では娘を呼んで親子で仲良く暮しています。スポンサーまでつけて・・・

こうして見ると実に波乱万丈な人生、とは言っても彼女はまだ44歳
ですからこれからまた何があるかはわかりません!

悲劇と言えるかどうかはわかりませんが、タレントとして日本に来て
日本人と結婚した、あるフィリピン人のお話でした。

今、彼女の妹弟達は立派に成人し、妹達は一人は台湾もう一人はドバイ
で働き家族を助けています。



今日も最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。

さあ一本書いたのでお勤めです!なんまんだぶ なんまんだぶ・・・

合掌!ちーーン!!